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2022年4月10日更新

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慢性硬膜下血腫
慢性硬膜下血腫とは、
受傷時はCT/MRIで何ら異常を認められないのに、
3-4週間たつと硬膜下に血液が貯留してくる状態をいいます。

発生頻度は年間人口10万人につき1-2人といわれていますが、
70歳以上のお年寄りになると7人以上といわれます。

血腫の発生部位は前頭ー側頭ー頭頂部に多く、
片側のみならず両側にみられることがあります。

外傷の既往がみられない場合もあり、10-20%は特発性とされます。

受傷時、特に著明な症状がなかったのに、頭部外傷後3-4週間の間に
頭痛、めまい、何となく反応が鈍い、失禁、場合によっては片麻痺、言語障害等が
出現するなどの経過がみられれば、受傷時CT/MRIを撮っていたとしても、
至急再度検査を受ける必要があります。

もし、それなりの大きさの血腫が見つかれば、
即、血腫を除去する手術を受けなければなりません。

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