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2022年4月10日更新

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ものわすれ(認知症)
40歳を超えると、ものわすれが気になってきますが、
多くの場合は加齢による生理的なものです。

しかし、いわゆる痴呆症の初期症状であることもあります。

ここで、ものわすれを治療可能もしくは予防可能なものと
治療効果の上がらないものに分けて考えてみましょう。

治療可能なものわすれのほとんどは、
脳神経外科手術によって症状が軽減するものです。

代表的な疾患としては、
正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、良性脳腫瘍等が挙げられます。

認知症の診断の際、ほぼ例外なくCTやMRIをとりますが、
目的はこれらの治療可能な疾患が隠れていないかを
確認するためです。

更には、脳の血管障害によって起こるものわすれがあります。

高血圧や糖尿病、高脂血症、喫煙などのいわゆる生活習慣病が根底にあります。

中でも高血圧がある場合は40-50歳のうちに脳のMRIを行い
無症候性の脳梗塞があるかどうかを調べて、
その結果を指標として血圧のコントロールを行うことが重要です。

治療が難しいものわすれは、
いわば狭義のものわすれ、認知症ということもできます。

有名なアルツハイマー病や
近年有名になったレビー小体型認知症がこれに当てはまります。

これら疾患に対して一連の抗認知症薬が投与されますが、
若干効果が乏しいと感じられることがあります。

更に有用な薬剤の登場が待たれるとろです。

このグループに属するものとして他に
前頭側頭型認知症
進行性核上性麻痺
大脳皮質基底核変性症 などがあります。

最近では、できるだけ早期に認知症になりそうな人を発見することと、
認知症の患者さんによりうまく寄り添うことが
治療上、介護上の目標とされる傾向にあります。

認知症の予防法としては、まずは一般の認識とは逆に
自分が周りの方の便りになる存在であろうと努めることです。

どこぞの大統領も大統領をしていなかったら、今頃は・・・。

そして、ひたすら脳を使うことに終始することに尽きると言われています。

どうです、昔やった微積分でも、二桁の暗算(筆算ではなく)でも構いません。

途中でやめたCHOPINのエチュードでも、もちろんバイエルでも、
そして駅ピアノを弾きに行きましょう。

Live with Healthy Brain
元気な脳で生きる喜びを

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