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2022年10月20日更新

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椎間板ヘルニア
椎間板の髄核が突出し、神経根や脊髄などを圧迫する疾患。

椎間板の退行性変性を基盤として、
そこに椎間板への力学的負荷が加わることで発生する。

腰椎、次いで頸椎に発生しやすい。

症状・所見
 可動域が大きく力学的負荷が大きい部位ほど発症しやすい。
  好発年齢
好発部位
 概要  症状  徒手検査法
 頸椎  30-50歳代男性
中下位頸椎
(c4-5、c5-6)
加齢による退行変性
線維輪や軟骨終盤ごとに
脱出することも多い。
神経根障害が多い
後頚部痛
可動域制限
一側上肢の放散痛、
脱力。
手指の巧緻運動障害
歩行障害
膀胱直腸障害
 Spuoringテスト
 胸椎  40歳代以降
男女差は不明
下位胸椎
(t9-10、t12-L1)
頸椎、腰椎に比べて
可動性は小さいため、
発生は少ない。
背部痛
可動域制限
体幹の帯状痛
歩行障害
膀胱直腸障害
 
 腰椎 20-40歳代男性
下位腰椎
(L4-5、L5-S1) 
運動や労働などの
力学的負荷が主な原因
比較的若年
神経根障害が多く、
馬尾障害はまれ。
腰痛
可動域制限
一側下肢の放散痛
脱力
会陰部のしびれ
灼熱感
膀胱直腸障害
SLRT

FNST

治療
椎間板ヘルニアは、時間経過に伴い自然退縮することもあるため、
薬物療法や物理療法などの保存療法が行われる。

膀胱直腸障害といった馬尾症状を呈するもの、
重度の運動麻痺が急速に増悪するものでは、
早急に手術療法を検討する。

一般に、この手の症状の治療には
日常の運動、姿勢に加えて
薬物療法
固定療法
神経ブロック
物理療法
手術療法がある。

保存療法
 薬物療法
NSAIDs、ブレガバリン
弱オピオイド
筋弛緩薬
VB12製剤

固定療法
頸椎カラー
腰椎コルセット

神経ブロック

物理療法
温熱療法
低周波療法
超音波療法
牽引療法

手術療法
頸椎・胸椎:
前方除圧
固定術
など

腰椎:
ヘルニア摘除術
内視鏡下椎間板切除術(MED)など

椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄
椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は、神経障害の病態が異なる。

椎間板ヘルニアは椎間板の髄核の局所的突出により
神経組織が圧迫される。

脊柱管狭窄症は、椎間板や後縦靭帯、黄色靭帯などの
周囲組織の変性により神経組織が圧迫される。

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