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2022年10月31日更新

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片頭痛
主に、こめかみから側頭部にかけて生じる、拍動性で中等度ー重度の頭痛。
しくみはまだ明らかではない。
脳血管を取り巻く三叉神経の興奮や脳血管の関係している。

 ◆概要
好発:10-40歳代の女性

前兆あり:視野にギザギザした光が20-30分ちらつく:30%

前兆無し:いきなり頭痛で始まる:70%

目の奥から、こめかみ、側頭部にズキンズキンと脈打つような頭痛
1か月に数回起こる

歩行、家事などの日常動作によって痛みが増強する。

光過敏、音過敏、臭い過敏、悪心、嘔吐

治療:痛みを抑える対症療法が主、予防治療も行われる。

1.発作時
a.薬物療法:トリプタン製剤
           血管収縮作用があるため、
           心筋梗塞、脳血管障害、エルゴタミン製剤併用など禁忌

        通常の鎮痛薬
        エルゴタミン製剤
b.非薬物療法:増悪因子を避け、暗く、静かな場所で安静にする。

2.非発作時
a.生活指導:ストレス、疲労、睡眠不足、睡眠過多、飲酒
b.予防薬:Ca拮抗薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、β遮断薬

 ◆片頭痛の症状と年齢
女性ホルモンの分泌動態や血管壁の弾力性に関係があるのか、
片頭痛、特に女性の片頭痛症状は年齢によって微妙に変化する。

小児・思春期:
両側性
短時間非拍動性
小児周期性嘔吐症

片頭痛患者の1/4は小児期に発症し、患者のほとんどは
30歳までに発症している。

20歳前後:
典型的な片側性頭痛

妊娠中:
女性ホルモンの分泌安定、
頭痛発作は減少、軽減する。

出産後、生理の回復とともに片頭痛再来、
頭痛は痛みの程度を増す場合あり。

生理前後、生理中に起こる片頭痛発作は、
トリプタン等薬物が効き辛い傾向

30歳代:
片頭痛最盛期

40歳代:女性ホルモンの変動によるものか、
頻度が増え、痛みの激しさは減る傾向

50歳ー60歳過ぎ:
片頭痛は弱まり、頸椎症等に起因する緊張型頭痛に移行する。
頭痛症状の微妙な変化は時として、
更年期障害や自律神経失調と診断されることがある。

 ◆片頭痛のくすり
①片頭痛の特効薬としてtriptan系の薬があります。
残念ながら、医師の処方箋が無いと手に入りません。
わが国ではイミグランをはじめとして
現在5種類のtriptan系の薬剤が手に入ります。
服用される患者さんとの相性が微妙にあります。

②片頭痛治療剤 「レイボー錠 50mg/100mg」:
セロトニン1F受容体への選択性を有する、
世界初のジタン系片頭痛治療剤です。

TRIPTANの効きに満足されない方に処方される場合があります。
本剤はセロトニン1Fの受容体に作用して、片頭痛の急性期に使用されます。

③近年予防薬として注射薬が開発されています。

抗CGRP抗体(エムガルティ皮下注、アジョビ皮下注、アイモビーグ皮下注)が
「片頭痛発作の発症抑制」(予防療法)の適応で承認されています。

高価ですが、月に一度注射をすると、
効く方は1か月間、他の薬剤を必要としない場合があります。


いくつかの飲み薬での経験を経て、用いるのが妥当かと思われます。

④新しい片頭痛のくすりが承認されました。
「ナルティークOD錠75mg」(リメゲパント硫酸塩水和物)といいます。
経口カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体の拮抗薬です。
適応は片頭痛発作の急性期治療と片頭痛発作の発症抑制です。

ナルティークはCGRPを標的とした初の経口薬となります。
2025年12月16日発売予定

⑤今までにも、飲み薬としての予防薬も服用されています。
ミグシス
デパケン
呉茱萸湯
等です。

⑥6サプリメントとして
大量のビタミンB2やマグネシウムやfeverfewが用いられることがあります。CGRP関連製剤

エムガルティ等

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