ミトコンドリアDNAの異常が原因で中枢神経症状や筋症状など
多彩な症状をきたす。
ミトコンドリア病ともいう
CPEO、MELAS、MERRFの3つが代表
MELASが最も多い
遺伝子の場合、大半が母系遺伝
◆概要 |
◆臨床的特徴
好発年齢:5-15歳(成人発症もある)
脳卒中様(頭痛、嘔吐、痙攣、意識障害、片麻痺など)や
糖尿病がみられる。
知能低下、感音性難聴、筋力低下、易疲労性、低身長、心筋症など
血中、髄液中の乳酸上昇、ピルビン酸上昇、乳酸/ピルビン酸比(L/P比)上昇
筋生検:赤色ぼろ線維(ragged-red fibers)がみられる。
脳卒中様発作を繰り返し、症状が進行する。 手指などの動かしにくさ、ぎこちなさ(肢節運動失行) |
◆治療 |
根本的な治療法はない
ビタミン剤、コエンザイムQ。L-アルギニン、ピルビン酸など。 |
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