TM 医療法人社団喜望会 http://drtsujita.com/ |
頭部外傷、頭のケガ |
頭部外傷の怖いところは、 受傷時はなんともないのに、 時間が経過すると頭蓋骨の中に、血が溜まったり、 脳がむくんで来たりすることでしょう。 頭部外傷に対する脳神経外科医の診察は、 もうすでにこのようなことが起こっているのか、 それとも今は良くても数時間後は大丈夫なのか、 まずは、この点に集中されます。 殆どの場合、 頭蓋骨や頚椎の損傷を把握するためのレントゲン撮影、 頭蓋内の状況を見るための画像検査が行われます。 画像検査としては、CTやMRIが行われます。 高齢者の場合、 外傷直後には全く異常が無くても、 1?2ヶ月後に頭の中に血液が貯まること(慢性硬膜下血腫)が比較的多くあり、 綿密な経過観察が必要です。 頭部外傷を契機とする病態には以下のようなものがあります。 脳震盪 脳挫傷 急性硬膜外血腫 急性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫 外傷性くも膜下血腫 びまん性脳損傷 などです。 |